マギア・ミスティカ clear!

マギア・ミスティカ -精霊魔術士- 初回限定版

マギア・ミスティカ -精霊魔術士- 初回限定版

再発掘したので、WA2はちょっとお休みしてプレイしました。数年の時を経てようやくクリアです。丁寧な作りで、ストレスなくできました。スタート画面が綺麗で好きなんですよね。欲を言えば、セーブ画面で文章の一部とかスクリーンショットとかが見れたらもっと良かったかな。ストーリーは「魔術」や「精霊」を主軸にした学園ファンタジーもので、世界観もしっかりしてます。文章も他のBLゲームに比べると硬めなので、読み進めるのにちょっと時間がかかっちゃいました。あと共通イベントが多いので、1周目がちょっと長く感じるかも。個別ルートは各キャラにつきあと1エピソードくらい欲しかったかな。メインシナリオは一本道で、各ルートによってわかる真実が少しずつ違います。初回で攻略可能なのは主人公の従兄弟・朱里か、同じく転校生のリヒトのみ。公式サイトによると初回は朱里ルートがオススメとありますが、あえて最後にしてもいいかな。萌え的な意味で。私はリヒト→朱里→○○→穂波→○○→飛鳥井の順でプレイしました。
そして超簡単ですが、ほぼ各章でカードバトルみたいなのがあります。普通にしてたら負けることはないんですが、バトルがあるってことはつまり……(ゲームだし!) むしろ負ける方が難しい、っていうかちょっと面倒なくらいなのでゲーム苦手な人も全然かまえることはないと思いますが。2周目からは戦闘スキップできるのも嬉しかったです。
※以下ネタバレを含むためご注意ください

攻略キャラクター感想

  • 朱里……主人公の従兄弟であり眼鏡男子。眼鏡男子にもいろいろありますが、秀才系眼鏡男子です。鬼畜っぽい顔してるなーと思いましたが、全然鬼畜じゃありませんでしたw 攻略キャラの中でもメインをはるだけあって、シナリオの萌え度が高いです。ていうか朱里ルートはショタ時代の唯が見れるのでそれだけでも素晴らしいルート。そうです、このゲーム攻略キャラの誰よりも主人公の唯が可愛いんです!(後述) 仲の悪い同じ年の従兄弟っていいですね。ご飯もりもり食べられそうな設定ですよね! なんだかんだいってご飯食べさせてくれるところとか好きです。ていうか唯のこと気にかけてるところが好きです。
  • リヒト……チャラ男キャラが好きな私ですが、リヒトさんは別にチャラ男じゃなかったっていう…。攻略対象の中では「軽い」キャラクターなんでしょうけど、いろいろ考えてきっちりした人です。リヒトルートはリヒト自身もよかったですが、ソルというキャラクターがなかなかよくてですね。こいつがまあ悪い人なんですけど、唯にちょっかいだしてくるのがよくてですね……。ソルがからむとなんかエロいので好きでした。エロいといえば朱里とリヒトの疑似3PみたいなEDがあるんですけど、それがエロくて一番好きなEDかもしれませんw いちおうBAD扱いなんだろうけど。
  • 穂波……癒し系・わんこ系後輩男子と思ってたら結構芯がある子でした。穂波と唯のカップリングは可愛くて、見ていて微笑ましかったです。なんか浮世離れした2人なんだよなあ。清浄な場所でしか暮らせなさそう。あと意外な事を考えてました。プレイ前はさほど気にならなかったキャラでしたが、プレイしてみたら好きになりました。しかし他ルートでの空気っぷりが…w 穂波は2章からの参戦ですしね。
  • 飛鳥井……ほわっとした雰囲気の先生。しかし思わせぶりな行動があったので黒いのか? こいつ黒いのか? と思ってたらそれもミスリードで、別に全然黒い人じゃなかった! くっ、こっちが鬼畜眼鏡だと思ったのにおっとり系眼鏡だったか……。サブ的な扱いかと思ってたら、物語の根幹となる事件に深く関わっている重要人物でした。唯と飛鳥井だと、唯が子供っぽく見えてそして素直で可愛かったです。色々と事情に詳しい先生がエルネイに嫉妬するところも良かった。
  • グレン……唯の師匠。4年前に組織から離反した人物で、唯にゃんを合法ショタにしてくれた恩人でもあります。※唯にゃんは4年前にグレンに怪しい「種子」を下腹部に埋め込まれ、それ以来敏感になっちゃうわ成長しないわで大変ですけどプレイヤー的にはご褒美です(^人^) そんなグレンルートに入るってことはつまり唯も組織を裏切るわけで……そういう子じゃないなーという感じだったので、なんかしっくりこないルートでした。グレン本人は嫌いじゃないんですが。
  • 村上……村上は関西弁眼鏡です。いま考えたら眼鏡率高いな。他のキャラと違って一般学生、という設定なので、雰囲気が他のルートと違って新鮮でした。あと唯一学園外にデートに行くのもポイント高いです! 村上は本当にいいやつなので、こんな人が友達にいたら楽しい学園生活が送れるだろうなーと思います。

初回がリヒトだったせいか、リヒトルートが結構お気に入りです。あとメインだけあって朱里ルートもいいですね。確執があるかんじがたまんない……でも他のルートもいいんです! ていうかこのゲーム、主人公の唯が本当に可愛いんですよっ。魔術師として高い能力を有し、所属組織の崇高な理念のために自らを律するなかなかストイックな唯にゃんですが、グレンルートで書いたように4年前から成長していないという合法ショタ。あとめっちゃ素直クール。世俗にまみれてない感じがまた初々しくていいんです。だって学校に通うのも初めてなんですもの。そんな清廉さに反して、身に埋め込まれた「種子」のせいで淫らなところを必死に隠してるのも可愛いです。
このゲームは15禁なので直接的な性的描写はないのですが、「これぜったい入ってるよね?」って描写はたくさんあるのでご心配なく。別に腐女子の心眼を開かなくても妄想できます。上述の「種子」っていうのは宿主である唯から魔力を奪ってしまうので、唯は常に魔力不足になり(とはいえ元々のポテンシャルが高いので通常の任務くらいはこなせている)魔力を供給してもらうための「契約者」を選ばないといけない…という設定があります。で、その魔力ってどうやって供給するの? …ってのは説明なくてもわかりますよね! さらに種子が埋め込まれている個所は非常に敏感になってるそうで、ちょっと触れるだけで感じちゃう唯にゃん本当に可愛いかったです。
がっつりエロいのもいいですけど、こういうエロスもいいものですね。