かまいたちの夜

今日はバイトの先輩から『かまいたちの夜』のPS版を借りました。実はSFC版のを持ってたんですけど、弟が友達に貸してから行方不明になってしまったので…。

こういうサウンドノベル系のゲームってなかなか繰り返してやろうという気にはならないかもしれないんですが、私の場合この『かまいたちの夜』ではエンディング3つのうち1つ、「幽霊編」を見てないので極めてみることに。ついでに言うとピンクのしおりも出現させられなかった…。

はじめてSFC版をプレイしたのは小学5年生くらいのことです。テレビCMで『かまいたちの夜』を見て、これはやらねば! と思って購入。*1 サウンドノベルというジャンル自体初めてやったので、新鮮でした。一人で夜中(といっても10時くらいだけど)に電気を消して雰囲気つくったりしてたなぁ。最初はすぐに殺されてしまってねぇ…よく階段で殺されてたものだよ。

今考えるとちゃんとフラグを気にしながらプレイすればよかったんだけど、当時はそんなことさっぱり思いつかず行き当たりばったりでプレイしてました。貸してもらったPS版ではフローチャートが付いてるらしいので、自分でメモりながらプレイしないといけないことはなさそう。

そういえば『弟切草』も中学になってから友達に貸してもらってやったけど、こっちは真相エンド(というのかどうかは知らないけど)みたいなのがあんまりハッピーじゃなくて釈然としなかった気がします。もしかしたらあれって真相エンドじゃなかったのかもしれないけど…。当時はネットもなかったし攻略本も見てなかったのでひたすら自力+友達のアドバイスでやってました。今だったら絶対途中でくじけて攻略チャート見てしまうと思う。

この時期には雨後のたけのこみたいにサウンドノベル一杯出たんですけど、そのなかで記憶に残ってて怖かったのは『学校であった怖い話』。これは昼間に友達の家でわいわい言いながらプレイしたんだけど、それでも怖かった。もうピアスなんてあけるもんかと思った。*2 今調べてみたらこっちもPS版出てるんですね。ちょっと見かけたら買ってみようかな。

しかしサウンドノベルというのはSFCがベストだったのではないかと思う。前に『かまいたちの夜』のキャラクターがシルエットだったのはSFCの処理上しょうがなくやったところ効果があった、というのをどっかで読んだ事があるんですが(ソース不明)、こういう「恐怖」系ゲームはあんまり描写しすぎないほうが怖いんじゃないかと思うわけです。もちろん『零』シリーズみたいにグラフィックが進化したからこそ怖いゲームもあるんだけど、あっちはゲームがアクティブだからそれで怖いわけで、サウンドノベルだと画面いっぱいに一枚絵が広がるという形なので、あんまりグラフィックが向上しすぎると面白くないのかもしれない。やっぱり人が一番恐れるのは「わけのわからない恐怖」であって、その人の想像力が恐怖をかきたてるのだと思うのですよ。逆に萌えに関しても同じようなことが言えると思うんですけど、今回は割愛。

それにしても自分は怖い話好きなわけじゃないのに、どうして『かまいたちの夜』欲しかったのかわかりません。ゲームを発売と同時期に欲しがったのもこのゲームくらいだと思うんですが…そう思うと結構思い出深いゲームです。

*1:買ってもらったのか自分で買ったのかは不明

*2:耳に穴を開けると視神経に繋がってる白い紐みたいなのがでて…というあの都市伝説