ボドゲ会in福岡某所

前日にボドゲジャンキーのY兄さんから「gemaちゃん、明日の夜、ボードゲームやりたい気持ちになるよね?!」っていう遠回りなお誘いを頂いたので、行ってきました。また新作ばっかりでした。Y兄さんに金額の話をしたら「もう計算してない」「ゲームマーケットのあとはちょっとね…」と、薄い本を買い求めるオタク(≒わたし)みたいなことを言っていました。何かを真摯に求め続けるということは、業深いことでもありますね。
ということで、さっくり新作ゲームの感想。

海底探索


★公式サイト
シャレオツでコンパクトなゲームを多数作っているオインクゲームズさんの1作。今までの中でも見た目がとても可愛いです! しかしぼくたちはまだ知らなかった。こんなに可愛いゲームが、ぼくたちの間に海より深い溝を作ってしまうことをーーー
海底に潜って財宝(得点)を手にし、その合計を競うゲームなのですが、ただ財宝を手に入れるだけではダメで、酸素があるうちに船に戻らないといけない。しかもその酸素が、プレイヤーで共用というのがポイントです。海底に近づけば近づくほど、得点は高くなる。けど、得点チップを手にした分だけ、自分のターンになったときに酸素を減らさないといけない。さらに、1〜3の目のダイスを2つ振って進むのですが(最大値6)、その目からもチップの数だけ減らさないといけません。前半は誰もチップを取らずに下に進んでいくので余裕があるのですが、チップを手にしてからの後半は酸素の減りが早く、焦燥感に駆られます。もし、酸素が切れてしまったら、手にしたお宝はまた海の底へ(2回目以降に持ち越し・3枚まで重ねられる)。自分はどんどん底に進みたいのに、序盤でチップを取って船に引き返し、一人だけ助かろうとするプレイヤーもいる。今回は3人でプレイしたのですが、最初はみんな強気で潜り、全員死亡しました…。その後、多少慎重に進めるものの、6回プレイして、生還できたのは2回、それも1人ずつのみ。最大6人でプレイできるはずなのですが、人数が増えるということは、それだけ自分の手番以外で酸素が減っていくということで。いったいどれほどまで潜れるのか、今度は試してみたいです。あと、私が後半に行ったプレイスタイル(自分は浅いところで3枚ほど取ってすぐ引き返す)は、他プレイヤーのヘイトを一身に集めるから注意!(そしておそらく諸刃の刃)

ひつじとどろぼう


てっきり、泥棒になって羊を盗みまくるゲームかと思ってたら、違いました。いや、半分はあってます。自分の陣地では羊を守りつつ、相手の陣地の羊を盗むことができます。基本的には道をつなげていく「水道管ゲーム」や「お邪魔もの」のような感じ。羊が描かれたカードをおくと羊(ポイント)を獲得することができるのですが、ポイント集計はラウンドの最後のみ。途中で泥棒が描かれたカードを使用すると、描かれた泥棒の人数(おそらく1人もしくは2人)だけ、すべての泥棒コマを同じように移動することができます。相手の陣地で泥棒コマが動いた場所に羊がいた場合、その羊は自分のものに。ただし、羊小屋が描かれたカードの上の羊は保護されているので、盗むことができません。羊の移動は、犬が描かれたカードで可能です。1回しかプレイしなかったので、なんとなくの雰囲気しかつかめていませんが、ポイントの稼ぎ方がいろいろあっていいなあと思いました。(川をつなげると、2枚以上つなげた場合はカードの枚数×2の得点がもらえる、道をつなげて陣地シートの端に描いてある町までつなげられると、町に書いてあるポイントだけもらえる、等)
あと、道カードは5枚から始まるんですが、その中から1枚だけ選んで、残りのカードは左(ラウンドによっては右)のプレイヤーと交換していきます。ここら辺は「スシゴー!」と同じような感じですね。なので、最後まで交換していって、手元に残るのはどうしようもないカードだけということもあります。自分は欲しくないカードだけど、相手に渡ったら厄介だぞ、というカードを抜いたり。もう少し遊んでみたい。

グローブトロッター


世界一周旅行がモチーフのゲーム。手持ちのカード(最初は5枚)進行方向に描いてある乗り物か、色が一致していたら次のマスに進めるんですが、場にあるカードにつなげるように、手札を出さないといけません。場のカードが「赤・自転車」だったら、次に出せるのは「赤」のカードか「自転車」のカード。「赤・自転車」→「緑・自転車」という風にカードを出したら、次は「緑」か「自転車」のカードが出せます。それを可能な限り繰り返して、次のマスに一致したカードを出せたら1つ進む。もしくは、次のマスに対応していないくても、手持ちのカードをすべて使い切ることができたら2つ進めます。さらに、最後に出したカードが次のマスに一致している場合は3つ。そうやって進んで行き、1番にゴールした人が勝ち。特別ルールとして、同じ色、もしくは同じ乗り物を3回連続で出したら、ジョーカーの役割をするチップが手に入ります。これはもらったら即使ってもいいし、次のターンまで使わなくても構いません。けれどチップは1枚しかないので、自分が持っているときに他のプレイヤーが条件を満たしたら、新しいプレイヤーに取られてしまうので、すぐに使ったほうが良いと思います。
ルールは簡単なのですが、カードの組み合わせにひらめきが必要なので、なれないうちは時間がかかるかもしれません。絵柄の可愛さもあって(宮崎版シャーロックホームズみたいな)、この日プレイしたゲームの中では一番のお気に入り。またやりたい。