ワイルドアームズ5 感想

『果ての荒野に独り立つ。』
総プレイ時間:45時間 クリアLv:80
クリアしたので、今回は全体的な雑感。

男女3人ずつの6人パーティでバランスよかったと思います。けど個人的には、メンバー入れ替えないのが好きなので(どうしても使わないキャラとか出てきてしまうので)無印とか4とかみたいに、メンバー固定が好きです。今回はそれぞれにエピソードがあってよかったけど、チャックがちょっと不遇かも…空気……。主人公のディーンはまっすぐで、最後まで諦めることなくまっすぐ突き抜けてくれて気持ちよかったです。最初はキャラクターが弱いかな〜とも思ってたんですが。すごくいい子でした。WA4のジュードがちょっと大人になった感じ? レベッカはもう好みで好みで…あのけしからん服にハァハァしながら使ってました。でも正直日記はやりすぎかなぁ…もう少しツンデレでも良かった。てかツンデレと思ってたら違いました。デザインがとっても良いと思う。アヴリルはディーンとレベッカがくっついて欲しかったので最初はやだなぁと思ってたんですが、やっぱりヒロインはこの人。あの終わり方はせつな過ぎるだろう常識的に考えて。グレッグも結構過去エピソードがあって、VS四天王編では一番燃えました。キャロルはWAには欠かせないかもしれないロリっ子担当。というわりにWAでロリっ子というとリルカとかベアたんとかしか思いつきませんが…。そして不遇なチャック。初っ端から登場してたわりにはパーティ参入がラスト。話の絡み方も微妙で、もう少し掘り下げたエピソードが欲しかったです。
脇や敵キャラも良かったですね。前回の敵が人数多すぎ+エピソード少なすぎだったのに対し、今回はメインキャラと対になるように作られていたので、シナリオが面白かったです。あと、各街にWAシリーズのそっくりさんが登場していて、それを見つける楽しみもありました。

  • HEXバトル

WA4からの正等進化。大きく変わったのは、敵味方含め、全てのキャラが移動後攻撃できるようになったところでしょうか。(前回は移動だけで1ターン終わっていた) 私は移動後攻撃できないほうが好きかなーと。そっちのほうが「移動後攻撃スキル」を持ったキャラを上手く使えて楽しかったので。他にはキャラ固有だったスキルが、ミーディアムの付け替えによってどのキャラでも使えるようになったんですが(キャラ固有スキルも少しあり)、これも固定でも良かったかな。なんかいろいろ考えるのが下手なので、このキャラは回復、とか魔法、とか決まってるほうがありがたい。自由にカスタマイズできるのも求められていることだと思うので、今回はカスタマイズが優先されたということで。ボス戦の変則HEXはちょっと戦いづらかったです。あと、戦闘に参加できるのが3人になったことで補助魔法を使うまで至らず、もっと補助魔法にも出番を! と思わなくも無かった。補助魔法用のカスタマイズすれば良いだけなんですけどね。今回は属性魔法がかなり効いたので魔法キャラは基本外せなかった。

  • フィールド

前回はアウトフィールドが一切無かったんですが(街と街の間にアウトフィールドっぽいのはあったけど)今回は全部駆け抜けられました。途中でバイクとか手に入れて移動も苦じゃなかったし楽しかったなぁ。しかし今回地図が醜かったです。ワールドマップはまだいいんですけど、ダンジョンマップが。

  • ダンジョン

全体的に似たような雰囲気。すべて遺跡みたいな。もう少し変化があってもよかったと思いますが…でもすごく作りこまれてる感じがしてきれいでよかったです。天井が高くてびっくりしました。謎解き難度は普通くらい。最後のダンジョンとかは流石に難しかったですが。

  • 音楽

なるけみちこさんじゃないということで否定意見が結構多いようですが、私はそんなに悪くないと思いました。好きな曲は、4番目の大陸のフィールドマップの曲。なんか切ないような…不思議な気持ちになります。あとチュートリアルのダンジョンのところ。物語の始まり!という感じがするので。お金持ちの街の曲はなんとなくジブリ映画思い出した。テーマソングはよいと思うんですが(ラストバトルでかかるとやはりゾクゾクします)今回OPが簡単に見れないので(見れないと思ってたら、タイトル画面で放置×2したら見れることに要約気付いた)あんまり印象にないというか…やっぱりアニメ欲しかったかな、とか。グラフィックが良くなったので不要といわれればそうかもしれませんが。どっちかっていうとテイルズみたいな、デフォルメの方向に向かって欲しいわけです。最近の声優さんは詳しくないんですが、レベッカ役の水樹さんは歌がうまいので有名です。演歌とか歌ったら超うまそう。

  • シナリオ

WA4は面白かったんですがシナリオに難あり、みたいな評価が多かったんですが、今回は解消したのでは? 各キャラのエピソードも掘り下げられてるし、メインストーリーもしっかりしてます。シナリオブック欲しくなりました…が、全3冊外箱つきとはいえ3000円はちょっと高い。でもまぁ社会人だからそのうち買っちゃう。

  • 全体的な

面白かったです。ボリュームも丁度よかった。うろうろしないでいたら、40時間くらいで終わったかな? ですが、遣りこみ要素はまだまだあり、隠しダンジョンもさきっちょにしか入ってません。サブイベントもだいぶ残ってるみたいなのでやりこみ派には嬉しいボリュームです。イベントのテンポもよく、サクサク進むので早く次に、次に、と思えました。このテンポは大事だなぁと。早く次のナンバリングタイトルで遊びたいです。そのときはOPアニメの復活をお願いします。他には特に思うところなし。素直に面白かったので。現実世界ではなかなかそうは行かないけど、ディーンの「諦めなければヒトは何だってできる」という言葉を胸に頑張ります。と思わせてくれるゲームでした。脳内補完もいろいろできておすすめです。多分もうすぐ(年末あたりに)廉価版出ると思うので、まだプレイしてない人は是非。