BLACK/MATRIX AD

最近はバイトから帰ってきてから寝るまでの3時間くらい、B/Mするのが日課になってます。前回の日記で、イージーモードでやってると書いたのですが、どうやらイージーだと自由戦闘における経験値が10倍らしいです。普通自由戦闘だと経験値を持っている敵がリーダーだけで、しかも100前後という厳しいものなのですが*1イージーだと1回で大体1人をレベルアップさせることが可能なので、かなり楽です。SLGというのは敵から受けるダメージを少しでも減らして、敵に与えるダメージやそれにかかるターンは極力節約する方向で計算をしながら進めていくのが定石なんだと思います、多分。そのダメージの削りあいにおける緊張感がSLGの醍醐味なのかもしれません。
そんなパズル的な要素が強いゲームなのだとしたら、レベルアップという概念は必要ないはずです。たとえば「サクラ大戦」では各章のアドベンチャーパートでキャラの好感度を上げると戦闘でプラス補正がかかりますが、レベルという概念はありません。またアイテムというシステムも、少なくとも私のプレイした初代サクラではありませんでした。つまり全てのプレイヤーがほぼ同じスタートラインに立って、戦闘に挑むことになります。
しかしサクラ対戦はADV+SLGというつくりなのでSLGの戦闘自体の難易度はやさしめです。誰もがどうにかすればクリアできる難易度になっていて、だからこそサクラ対戦は評価されたのだと思います。けれどB/MはSLGとして、自由戦闘をこなさずにシナリオ戦闘だけをクリアしていくとかなりシビアな戦況になるバランスで作られています。おそらく、自由戦闘を一度もせず(経験値を稼がず)、計画的にキャラクターを育てていっても、クリアが不可能な難易度ではないだろうと思います。しかしそれはコアなSLG愛好家に向けたものであって、いくら必ず定石があるとはいってもそれを見つけられなければ、プレイヤーにとっては「クリア不可能」だとなってしまう。レベルはその救済措置です、多分。どんなに無駄な行動をしようとも、まずい動きをしようとも、敵よりもレベルが高ければごり押しで進められます。RPGと一緒ですね。もしかしたら勝てるかもしれない敵だけど、安全のためにレベル上げして挑む。どっちかっていうとアクション要素を含むRPGのほうが当てはまるかも。*2 イージーモードはそれが顕著。
そのほかにイージーモードだとパラメータボーナスがありません。キャラクターをレベルアップさせると2PTほどパラメータボーナスが発生して、HPやBP*3、体力や知力などなどに自分の好きなようにポイントを振り込めます。これによってキャラクターに個性をつけることができます。とは言えPS版をクリアした知人が言うことには、どのパラメータも平均的に上げていかなければ後半きついそうですが。イージーモードだとレベルアップがしやすいので、必要ないということでしょう、きっと。
自由戦闘でしか手に入らない武器もあるので自由戦闘をする意義はあるのですが、イージーだと別に武器が多少しょぼくてもレベルでカバーできるのでなかなかそこまではやり込めないです。ということで、ゲームをする時間がなかなか取れない人にもオススメです。俺屍でいうとあっさりモードみたいな。
今は第6章くらいまで進みました。実はPS版を追い越してしまったみたいです…もうPS版をしたのがかなり昔なので忘れちゃったんですが。毎回プレイするときに「早くマルコ*4を仲間にしたい」と思うんですが、今まで見たことありません。もう少しで手が届くところなので今回こそはクリアしたいです。もしB/Mをやってみようかなという人でDC本体があるのなら、私はDCがおすすめです。PS版よりも綺麗だし、前にも書いたんですが第一章のミニゲームが一番面白かったです。ただキャラデザで好みが別れるかもしれないので、ジャケットをみて決めてみても良いかもしれません。多分DCもPSも今なら同じような値段だと思います。
B/M終わったら今度は同じく積んであるサモナイをクリアしたいです。サモナイは2しかもって無いんですが、3もベスト出たしなぁ。実はエクステーゼもやりたいので、Amazonで早く安売りしないかなーと思っている……。

*1:B/Mではレベルアップに現在のレベル×100PTが必要なので、100PTくらいだと全然レベルアップには繋がらない

*2:テイルズシリーズとか。戦闘が多少下手でもレベルを上げればどうにかなる

*3:ブラッドポイント。このゲームにおけるMPのようなもの

*4:途中で仲間になる主要メンバーの少年