好きなもの嫌いなもの

上記で書いた知人とWA4の話になったんですが、私はWA4が大好きなのに対して、知人はWA4に対して否定的。数多くダメ出しをされて反論できずに悔しい思いをしました。今年やったゲームでは一番面白いと感じたゲームだったのでなおさら。
確かに未完成な匂いのするゲームだということは分かってるんです。プレイ時間もさることながら、ストーリーの詰めが甘い。というか大味。多分ストーリー重視派の人にとっては肩透かし、感情移入しにくい、結末が腑に落ちないという感想を抱くと思うんです。システム面でもHEXバトルという新しいシステムは画期的な反面、作りこみの甘いところもあったように思うし。だけど、そんな不完全さも含めて好きなんです。
RPGではストーリー(キャラクター含)とシステム(メインは戦闘システム)の二つが大きな軸となると思うのですが、知人はストーリー重視派だったので、WA4が駄目だったんだと思います。私もクリア後は「なんであそこであんな展開になるんだろう…」とかいろいろ思ったものですが、コンプリートガイドなんかの金子さんのインタビュー記事を読んで、時間の経過と共にいろいろ受け入れられるようになりました。あと私はストーリーというよりもキャラクターの方に思い入れが深くなる傾向にあるので、そのおかげで満足したのかな智雄もいます。
そしてシステムですが、昔は私もRPGはストーリー重視派だと思っていたんですが、自分がとても飽き性なので(しかし一度はまると凝るタイプ)システムが肌にあわないとどんなにストーリがーよかろうとなんだろうと最後までクリアできないということを最近悟りました。なので今はシステム≧ストーリーかなと思っています。その点でWA4のシステムは最後まで飽きることなく、楽しんでプレイできました。
確かに100点とか90点とか取れるゲームではない。多分よくって60〜70点くらいじゃないかなと思うんですが、私の中ではダメな部分を含めて(マイナスにするのではなく)90点なんです。とにかく私を熱く燃やしたんですよ! でもまぁ人を選ぶゲームかな、とは思うので、今日はあんまり反論できなかったわけです。しかしキャラクターが萌えキャラ化されてるというのには反論したいと思う。いまどきキャラ萌えしないゲームなんてほとんどないです。パズルゲームとか、そういうストーリーが不要のゲームならまだしも、RPGである以上プレイヤーが感情移入できる主人公や、一緒に戦いたいと思う仲間キャラの性格付けは必要です。それが萌えキャラとしてカテゴライズされるだけです。プレイヤーは萌えキャラに萌えるのではなくて、キャラクターに萌えるからそのキャラが萌えキャラになるんです。それにWAは比較的硬派なキャラ作りだと思うんですが…WA4に関しては新規ファンの獲得を狙ったキャラ設定になってるとは思うけど。ツンデレとか。
なんだかんだ書きましたが、私の中では現在、今年プレイした中で一番好きなゲームだったので熱くなってしまいました。(というほどクリアしたゲームがないんですが…)多分その知人もここを読むであろうので、そんな気持ちをぶつけてみた! そして次のWAに期待してます。