ワイルドアームズ the 4th dDetonator

荒野と銃が共通テーマな渋い設定なんだけどなんだか女性ファンが多いワイルドアームズシリーズの最新作。買って来ました。

初回生産限定版には「ファーストガイドブックレット」が同梱されています。全48ページ(表紙除く)フルカラーで、メイン、サブキャラクターの初期設定やキャラデザインを手がけた大峡和歌子さんによるコメント、フィールドやバトルでの細かい説明などがされており、初回特典としてはなかなか読み応えもあり、いいものなんじゃないかなーと思います。また予約特典は別にあって、こちらはキャラクター紹介、イラストギャラリー、ムービーギャラリー、ミニサントラが収録されたDVDとなっています。「特典は下手なアイテムよりメディアか小冊子がいいなぁ」と常々思っていた私にとってはダブルで嬉しい特典でした。

ゲームの内容についてですが、「従来のタイトルと比べていろいろ変えることをテーマに開発しましたが、一番大切にしているところは、変えることなく受け継いだつもりです」(ファーストガイドブックより引用)という金子氏の言葉にあるとおり、システム面では大きな変化がありますが、WAとしての雰囲気は変わってなく、これぞ正当進化だ、と思えるような内容でした。私はWAは初代とFしかやってないのであんまり真面目なWAファンだとはいえないのですが…。*1

一番変わったのは戦闘システムです。こちらはリリース前に公式サイトやゲーム情報誌で紹介があったと思うので知ってる方が多いと思うのですが*2今回はHEXというシステムが採用されています。HEXとは「六角の」という意味で、その名の通り、各キャラクター及び敵が、7つ配置された六角形の陣地を移動しながら戦います。今回は行動の全てがHEX単位で行われ、もしそこに敵が2匹いたら、1回の攻撃で2匹同時にダメージを与えることが出来ます。回復も、HEXにいる仲間全体に効果があります。また敵と味方が同一HEXに存在することは出来ないので、これを利用して敵を囲い込んでたこ殴り、なんていう先方も使えると思います。詳しい説明は公式サイトにて。ちょっととっつき難そうなシステムですが、やってみると普通の戦闘とあまり変わらず(いい意味で)、すぐに慣れると思います。私もすぐにルールを飲み込むことが出来ました。

またフィールドも変化していて、いままでグッズを利用して謎を解くというのがワイルドアームズシリーズの特徴でもあったと思うのですが、今回はそれにちょっとだけアクション要素も入っています。ジャンプして高いところに上ったり、スライディングで狭いところを通ったり。こちらも操作自体は簡単なので、アクションが苦手…という人でも大丈夫でしょう。何度もやり直すことが出来るし。

上でフィールドという書き方をしましたが、今回のフィールドは「アクティブフィールド」と「マップ」に分かれていて、街も動き回れるという点で「アクティブフィールド」に入ります。「マップ」はそのまんま地図で、次に行く場所をカーソルで決めることになります。シミュレーションRPGでありがちな移動方法ですね(確かロマサガ2とかもそんな感じだったようなおぼろげな記憶が)。それがちょっと淋しい気もしますが、システム的なことを考えるとしょうがないかなーとも思う。あと、建物の中に入って動き回ることが出来ないのもちょっと淋しいです。建物に入るとすぐにNPCの姿がカットインされて、会話することになります。

変化はたくさんありましたが、「やっぱりワイルドアームズだ」と思える要素はたくさんあります。シリーズ共通のアイテムだったり、「マテリアル」の存在だったり。細かいところでは「この扉は開かないッ!」などのメッセージに現われる「!」だったり。まだ3時間半くらいしかプレイしてないのですが、今のところ「買ってよかった」と思える内容です。OPは今までで2番目に好きかなぁ…。*3

ということでしばらくはサウザンドアームズ等他のゲームは凍結で、WA4プレイしたいと思います。キャラ萌え話なんかについては、また今度。

*1:例によって例の如く、シリーズ前作持ってますがまだプレイしてません…

*2:私はプレイ前は情報を絶つ派なので、システムどころかキャラクターも把握してなかったんですが

*3:OPは全シリーズ見ました。一番好きなOPは初代です。昔の作品なので古いんですが、口笛が渋くてしびれます