咎狗の血
えーと…見出しに「パソゲ」ってしてますが…えーと……きゃわゆい女の子に萌え〜ってするようなゲームじゃなくって…タイトルからわかるように、ちょっとシリアスなんですよ。そんでもって……そんでもって……ホモ。
「咎狗の血」はニトロプラスの姉妹ブランド・ニトロキラルのデビュー作品です。いや〜某掲示板で「ニトロがニトロブルー*1とかいってホモ出してくれたら最高ですな！」みたいな雑談をのほほんと眺めていたんですが*2いやまさかそれが現実になるとは思わないじゃないですか。ここ２年くらいのうちにホモゲーブランドもいっぱい出来ましたが、それに比例してどんどんいろんなブランドが消えていきました。ボブゲ*3って市場がまだ安定していないというか、のびしろがあるんだか無いんだかよくわからんところで、手堅く作れば手堅く当たる、というような場所じゃないんですよ。だから１作だけ発表してつぶれちゃうところとか、開発途中で断念して消えてくところとか。最近男性向けエロゲーがあんまり芳しくない状態みたいなのでボブゲの「未成熟な市場」というところに目をつけていろんなメーカーが参入してきたのはいいものの、思った以上に市場は大きくないし、まだ「萌え」の定義も男性向けに比べて確立してない。じゃあマイナー路線でピンポイント攻撃だ、という作戦も、市場の狭さによってできなくなる。こりゃ想像してたほど甘い汁は吸えなさそうだぞ、ということでなかなかコンスタントに作品を発表できるブランドがほとんどないんですね。商業主義の点から考えると、当たるかわかんないホモゲを開発するより、まだ市場が大きい男性向けエロゲーを開発したほうが採算は取りやすいわけですから。
それでも学園ヘヴンでスマッシュヒットを放った「Spray」や兄ブランドが安定している「AliceBlue」など、この市場にも安定供給してくれるブランドが育った、と思った矢先のブルー停止。元々ブルー信者だった私はこの情報でかなりやさぐれてしまって、ホモゲーをチェックすることもほとんどなくなってしまいました。
そんな中でたまたま目にした「ニトロプラスがホモゲーを作るらしい」との噂。実はニトロのゲームまだやったこと無いんですが、いろんな人やネットでの情報で「熱い、熱い、男カッコイイ、そして銃、アクション！（そしてエロ薄いよ薄いよエロ）」だということは聞いていて、ちょっと気になるブランドだったんです。確かにサイト見てみても熱そうな話多いし、男はかっちょいいし、なんか信念をもってやってるブランドだなぁ。と。いつかやりたいなぁと思っていたところに「ホモゲーブランドが出来るらしい」との情報。「ニトロブルーか！ニトロブルー来たか！」いや、結局「ニトロブルー」でも「ニトロマイナス」でもなく「ニトロキラル」だったわけですが…。そんなんはどうでもよく。
かなり話が長くなってしまったわけですが、約半年の間、ずっと楽しみにしてたんですよ。という話でした。長いよ。
それにしてもさすがニトロ。ニトロファンが望むホモゲーをよく作ってくれた！ と興奮しました。これ、ニトロ好きなお兄さん方にもオススメです。まだ１ルートしか終わってないんですが、かなりハードボイルドです。血とかでまくりです。今回飛び道具は登場しません（今のところ）。ナイフと日本刀…燃え！ ストーリー自体が面白くって、どんどん先に進んでしまいました。メインキャラとのEDではなかったので、謎がまだ解明されてない。けど眠いので今日はもう寝ます。
まぁとにかくキャラクターもカッコイイし、声優さんもみんな上手だし、脇役もいい味出してるし、とにかく音楽と背景がカッチョいいんですよ！ EDは歌つきで素敵ですよ。なんで、気になってる人は迷わず買ってみることをオススメしたいです。血とかそういう表現が苦手な人には激しくオススメしませんが。でも苦手って人以外には許容範囲なんじゃなかろうかと思います。私の基準なんでよくわからないですが…。あと、実は兄ブランドの某ゲームみたいに選択肢が1つしかなかったらどうしよう…（あっちはそもそも選択肢が無いんでゲームではないんですが）と思ってたんですが、それは杞憂でした。今終わったルートでは8つほど選択肢が。少ないといえば少ないんですが、気にするほどではないかな。ただ、誰のルートに入ったのかサッパリわからん感じではあります。私は当初、幼馴染ルートに入ったものだと思ってたら、別ルートフラグが立ってた。理不尽な選択肢とも言えませんが、直接的な選択肢じゃないんで、狙ったルートに入るのは難しいかと。ちなみに初回プレイにかかった時間はボイス半分くらい聞いたり聞かなかったりで、約3時間半でした。ご参考までにどうぞ。萌え語りなんかは本サイトのほうでやろうと思ってます。
